新選組六番隊組長・井上源三郎のゆかりの地を、東京から日帰りできる範囲でまとめました。
現在の東京都日野市で生まれた井上源三郎には、日野や府中に多くのゆかりの地があります。
東京都日野市の井上源三郎ゆかりの地・観光スポット
井上源三郎資料館|第1・3日曜開館
※改装工事のため、2019年6月~9月は休館しています。
井上源三郎の生家で、兄の子孫が運営している資料館。
井上源三郎の天然理心流免許や、当時の井上家の囲炉裏枠を使って再現された囲炉裏(井上源三郎や近藤周助、沖田総司が囲んだもの)、井上源三郎の首の行方や、首を持ち帰ろうとした甥の井上泰輔についてなどの展示があります。
生家の井上家は、半農半武の「八王子千人同心」で、跡継ぎではない井上源三郎には千人同心の任務はなく、主に農作業と剣術の稽古をしていました。
兄の井上松五郎と剣術の稽古ばかりしていたため、井上家ではよく農作業が遅れたと伝わっています。
開館日 | 第1・第3日曜日 |
開館時間 | 12:00~16:00 |
住所 | 日野市日野本町4丁目1−12 |
アクセス | JR中央線日野駅から徒歩5分 |
公式サイト | 井上源三郎資料館 |
欣浄寺(ごんじょうじ)
井上源三郎が通っていた寺子屋の師、日野義貴(ひのよしたか)の碑があります。
台座裏の上段中ほどに井上源三郎の名もあります。
また、佐藤彦五郎の天然理心流道場ができる前、日野の天然理心流がこの寺の境内を稽古に使っていました。
井上源三郎もここで稽古していました。
入門者が増えて手狭になったので宝泉寺に移り、その後佐藤彦五郎道場ができてそこに移っています。
住所 | 日野市日野本町4-16-17 |
アクセス | JR中央線日野駅から徒歩5分 |
関連サイト | 日野市観光協会欣浄寺 |
宝泉寺|御朱印あり
鳥羽伏見の戦いで亡くなった井上源三郎の墓と、その首を持ち帰ろうとした甥で11歳の新選組隊士・井上泰輔の墓があります。
井上泰輔は、井上源三郎の首が重くて行軍から遅れ、それ以上持ちきれなくなったため、京の欣浄寺(ごんじょうじ)という、実家の向かいにあるのと同名の寺に埋めました。
平成20年、ご子孫がその寺の跡地の土を持ち帰っています。
駐車場脇に、井上源三郎の碑もあります。
また、佐藤彦五郎の天然理心流道場ができる前、練習場所の欣浄寺(ごんじょうじ)が手狭になった日野の天然理心流が、この宝泉寺境内を練習に使っていました。
井上源三郎もここで稽古していました。
住所 | 東京都日野市日野本町3-6-9 |
アクセス | JR中央線日野駅から徒歩2分 |
御朱印 | あり |
関連サイト | 日野市観光協会宝泉寺 |
日野八坂神社|御朱印あり
日野の天然理心流佐藤道場が奉納した額があります。
右から6番目に井上源三郎の名があります。
住所 | 日野市日野本町3-14-12 |
アクセス | JR中央線日野駅から徒歩2分 |
御朱印 | だんだら模様のご朱印と御朱印帳あり |
扁額公開 | 5月新選組まつりの日曜と9月第三日曜の例大祭当日10:00~16:00 |
関連サイト | 日野市観光協会八坂神社 |
日野宿本陣
門の左脇にくっついて当時、天然理心流の佐藤道場がありました。
井上源三郎もここで稽古をしました。
休館日 | 毎週月曜日(祝日にあたる日はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
開館時間 | 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで) |
住所 | 日野市日野本町2-15-9 |
アクセス | JR中央線日野駅から徒歩10分 |
公式サイト | 日野宿本陣 |
日野宿交流館
1階の売店に井上源三郎グッズもあります。
休館日 | 毎週月曜日(祝日にあたる日はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
開館時間 | 9時00分~17時00分 |
住所 | 東京都日野市日野本町7丁目5番地6 |
アクセス | JR中央線日野駅から徒歩10分 |
公式サイト | 日野宿交流館 |
CLAMPWOODS COFFEE FACTORY
井上源三郎率いる六番隊にちなんだ、井上家公認「新選組六番隊ぶれんど」が持ち帰りであります。
お店で飲むメニューとしては、「誠」の文字を書いてもらえるラテアートがあります。
休業日 | 水曜定休 |
営業時間 | 平日 7:00~10:00 13:00~19:00の二部制 土日祝 9:00~19:00 |
住所 | 東京都日野市日野本町4-6-5 |
アクセス | JR中央線日野駅から徒歩1分 |
公式サイト | CLAMPWOODS COFFEE FACTORY |
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日野渡船場跡|案内板のみ
江戸試衛館と日野を行き来する時に、井上源三郎も使った渡し場。
日野側は案内板のみ、対岸の立川側には碑があります。
住所(日野側) | 日野市日野1241-10付近 |
アクセス(日野側) | 多摩モノレール線甲州街道駅から徒歩9分 |
住所(立川側) | 立川市柴崎町5-20 |
アクセス(立川側) | 多摩モノレール線柴崎体育館駅から徒歩5分 |
関連サイト | 日野の渡し |
日野市ふるさと歴史館
浪士組の名簿に、井上源三郎の名もあります(企画展の時は展示されていない場合もあります)。
休館日 | 毎週月曜日、年末年始 |
開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
住所 | 東京都日野市神明4-16-1 |
アクセス | JR中央線日野駅から徒歩15分 または日野駅か高幡不動駅から京王バス 「02」系統、日野七小入口下車徒歩5分 |
公式サイト | 新選組のふるさと歴史館 |
高幡不動尊|御朱印あり
奥の大日堂(拝観料200円)に、井上源三郎の位牌があります。
他に近藤勇、土方歳三、沖田総司と、新選組隊士の大位牌があります。
住所 | 日野市高幡733 |
アクセス | 京王線高幡不動駅から徒歩3分 多摩モノレール線高幡不動駅から徒歩5分 |
御朱印 | あり |
公式サイト | 高幡不動尊金剛寺 |
高畑饅頭京王SC店
井上源三郎が包み紙に描かれた「源どら」というどら焼きがあります。
定休日 | 本店:無休 境内売店:無休 京王SC店:SCの休日 |
営業時間 | 本店:9~17時 京王SC店:10~20時 |
住所 | 本店:東京都日野市高幡1-1 高幡不動境内売店:日野市高幡733 京王店:日野市高幡128-5 京王SC内 |
アクセス | 高幡不動駅から徒歩1~5分 |
公式サイト | 高幡まんじゅう松盛堂 |
新選組グッズ池田屋
井上源三郎グッズもあります。
営業日 | 木~日曜 |
営業時間 | 11時~17時 |
住所 | 東京都日野市高幡1-8 3F |
アクセス | 京王線高幡不動駅から徒歩3分 多摩モノレール線高幡不動駅から徒歩5分 |
関連サイト | 新選組グッズ池田屋 |
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東京都府中市の井上源三郎ゆかりの地・観光スポット
大國魂神社|御朱印あり
近藤勇の襲名披露の型試合が拝殿前でありました。
天然理心流の井上源三郎も襲名披露に来ています。
13畳分もある巨大な天然理心流の額も奉納されており、井上源三郎の名も載っていたと思われます。
この奉納額は新政府軍が江戸に迫った時に、新選組幹部の名が載った額を掲げておくと敵視される、ということで破棄されてしまいました。
住所 | 東京都府中市宮町3丁目1番地 |
アクセス | 京王線府中駅から徒歩7分 |
公式サイト | 大國魂神社 |
日吉神社北の天神社
近藤勇の襲名披露の野試合がこの近辺でありました。
井上源三郎は本陣で、鉦(しょう/かね・打楽器)の役でした。
住所 | 東京都府中市宮町3-21-1 |
アクセス | 京王線府中駅から徒歩8分 JR府中本町駅から徒歩10分 |
公式サイト | 天神社 |
松本楼跡|何もなし
ここにあった松本楼は、近くの旅籠の松本屋とは別の、女性のいるお店でした。
近藤勇の襲名披露の野試合の後、ここで一門が打ち上げをしました。
羽目を外したので、後で小島鹿之助に「残念なことだ」と言われています。
この時井上源三郎もいました。
現在は、「柏屋」の隣の「パークジャパン府中宮町第1」という駐車場になっていて、案内板も何もありません。
住所 | 東京都府中市宮町2丁目2 |
アクセス | 京王線府中駅から徒歩3分 |
ホテル松本屋1725(旧松本屋)|何もなし
天然理心流が大國魂神社に額を奉納した後、ここにあった「松本屋」という旅籠に泊まってお金の勘定をしました。
井上源三郎も泊まったと思われます。
住所 | 東京都府中市宮西町2-4-1 |
アクセス | 京王線府中駅から徒歩4分 |
公式サイト | HOTEL松本屋1725(楽天トラベル) HOTEL松本屋1725(じゃらん) |
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新宿区の井上源三郎ゆかりの地・観光スポット
試衛館跡・試衛館稲荷|標柱のみ
近藤勇が道場主をしていた試衛館の跡。
井上源三郎は試衛館にも出入りしていましたが、半農半武の八王子千人同心の家族として実家の農作業をする必要もあったため、本拠地は日野だったようです。
今は標柱と稲荷神社だけが残っていますが、稲荷神社は老朽化で立ち入りできません。
元旦だけ初詣が企画される年もあるので、年末が近くなったら主催されている歴史企画研究さんのTwitterでチェックしてみるといいですよ。
住所 | 東京都新宿区市谷柳町25 |
アクセス | 大江戸線牛込柳町駅から徒歩3分 |
関連サイト | 日野市観光協会「試衛館」 |
四谷大木戸跡|碑のみ
江戸と日野などを結ぶ甲州街道の江戸側の関所跡。
江戸試衛館と日野を行き来する時、井上源三郎も通っています。
また、慶応3年、土方歳三が江戸に隊士募集に来る時に井上源三郎も同行します。
この時、井上源三郎も一緒にここを通ったと思われます。
住所 | 東京都新宿区四谷4-9-12 |
アクセス | 丸の内線四谷3丁目駅から徒歩10分 |
文京区の井上源三郎ゆかりの地・観光スポット
伝通院(処静院)|御朱印あり
浪士組結成の集会があったのが、当時伝通院の境内にあった処静院でした。
この時井上源三郎も参加しました。
現在は処静院は廃寺で、伝通院の境内も狭くなったため処静院跡は住宅地になっています。
伝通院の門前に処静院にあった碑があり、塀沿いに進むと処静院の場所に関する案内板があります。
住所 | 東京都文京区小石川3丁目14-6 |
アクセス | メトロ南北線・丸の内線後楽園駅から徒歩10分 |
公式サイト | 伝通院公式サイト |
新福寺
慶応3年、土方歳三が江戸に隊士募集に来た時、井上源三郎も一緒に来て、この新福寺を利用したと思われます。
住所 | 東京都文京区白山3-1-23 |
アクセス | 丸の内線茗荷谷駅から徒歩12分 三田線白山駅から徒歩12分 |
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品川区の井上源三郎ゆかりの地・観光スポット
釜屋跡|案内板のみ
慶応3年、土方歳三と井上源三郎が江戸で隊士募集した時、入隊希望者は上洛前にここに集まりました。
井上源三郎が各隊士に旅費5両ずつを配り、昼食を取り祝い酒を飲みました。
浪士組から帰って江戸で新徴組にいた天然理心流門人の馬場平助や、土方歳三の甥の佐藤源之助などに見送られて江戸を出発したことが、「聞き書き新選組」(佐藤昱)に書かれています。
住所 | 東京都品川区南品川3-6-52 |
アクセス | 京浜急行線青物横丁駅から徒歩2分 |
関連サイト | しながわ観光協会「釜屋跡」 |
北区の井上源三郎ゆかりの地・観光スポット
近藤勇墓所・新選組隊士慰霊碑
「近藤勇宜昌 土方歳三義豊 之墓」と正面に刻まれていますが、右側面の最上段一番右に「井上源三郎」の名も刻まれています。
住所 | 東京都北区滝野川7丁目8−10 |
アクセス | JR板橋駅から徒歩3分 都営三田線新板橋駅から徒歩6分 |
関連サイト | 「近藤勇と新選組隊士供養塔」北区飛鳥山博物館 |
寿徳寺|御朱印あり
板橋駅前の近藤勇墓所・新選組隊士慰霊碑を管理し、供養祭を執り行っているお寺。
住所 | 東京都北区滝野川4-22-2 |
アクセス | 都営三田線新板橋駅から徒歩11分 JR板橋駅から徒歩13分 |
公式サイト | 寿徳寺公式サイト |
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埼玉県本庄市の井上源三郎ゆかりの地・観光スポット
田村本陣の門
浪士組が上洛する時に泊まった本庄宿で、井上源三郎も泊まっています。
ここで芹沢鴨が、近藤勇の宿割りから漏れて宿がなかったために怒り、「野陣を張る」と大篝火をたいた騒動を、永倉新八が「新選組顛末記」で語っています。
※近藤勇が采配役になったのが本庄宿より後なので、この事件は起きていない、または別の宿場で起きたのではという説もあります。
住所 | 埼玉県本庄市中央1-1-13 |
アクセス | JR本庄駅から徒歩10分 |
関連サイト | 本庄市観光協会「田村本陣の門」 |
神奈川県箱根町の井上源三郎ゆかりの地・観光スポット
箱根武士の里美術館
井上源三郎が着用した鎖胴着、額金、腹当の展示があります。
ほかに、隊士を粛清する時使われたという脇差や、池田屋討込の時に使ったとされる贋灯(がんとう・使用者を照らさず向けた方角だけを照らす、隠密行動に向いた携帯用の明かり)が展示されています。
休館日 | 12月~3月までの水・木曜 |
開館時間 | 4~11月10:00~17:00 12~3月10:00~16:00 |
住所 | 足柄下郡箱根町仙石原817-580 |
アクセス | 小田原駅より湖尻・桃源台行バス44駅42分乗車、「仙石案内所前」下車徒歩7分 箱根強羅駅より箱根施設めぐりバス29分乗車、「湿生花園前」下車徒歩1分 |
公式サイト | 箱根武士の里美術館 |