とうかん森は、土方歳三誕生時に生家があった場所の近くです。
当時からある大木と、守り神の小さな稲荷神社がありました。
生家は、土方歳三12歳の時に、多摩川の氾濫で現在土方歳三資料館がある場所に移転しています。
2019年2月、稲荷神社は返納され、今後は市の公園になることが決まっています。
とうかん森のアクセス・基本情報
とうかん森のアクセス・基本情報
住所 | 東京都日野市石田1丁目23−3 |
アクセス | 多摩モノレール線万願寺駅から徒歩6分 |
関連サイト | とうかん森 |
とうかん森の地図
土方歳三生誕時生家の近く、土方歳三も遊んだとうかん森
土方歳三生家の移転と多摩川の氾濫
土方歳三が生まれた1835年、生家はとうかん森の北東にあったと言われています。
現在、浅川水再生センターの上が北川原公園グラウンドになっていますが、そのあたりから多摩川にかけてのどこかにあったと推定されます。
土方歳三が12歳の頃、多摩川の氾濫で被害を受けて、現在の土方歳三資料館の場所に移転しました。
とうかん森のあたりは大きな森で、土方家(近辺の親類)が管理する小さな稲荷神社がありました。
家から一番近い森なので、土方歳三少年も幼少期には遊んだと言われています。
老木化の危険により、残っていた大樹のほとんどが2011年に伐採されましたが、土方歳三の生誕時からある大木(樹齢250年)が2本残っていて、わずかに面影が忍べます。
とうかん森稲荷神社が2019年返納
とうかん森周辺の十軒ほどの「土方さん」が、長い間とうかん森の稲荷神社を管理していました。
ただ、この先の維持に困難を感じたということで、稲荷神社は2019年2月9日に返納(祀っている神様の魂をお返しする儀式をすること)され、時期はわかりませんが、お社はなくなってしまうそうです。
稲荷神社返納後は、とうかん森は市の公園となって日野市の管理下に入ることが決まっています。
誕生時の生家跡にはもう何も残っていないので、とうかん森は土方歳三が幼少期、両親や兄弟、家族と暮らした穏やかな時期の面影を残す貴重な場所です。
いつまで今の姿でいられるかわからないとうかん森。
日野に行くことがあったら、早めに現在の姿を見ておいた方がいいかもしれません。
参考:「土方歳三没後150年の今年、2月2日、とうかん森は最後の初午」日野市観光協会
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とうかん森周辺の新撰組観光スポット
誕生時の生家:北川原公園付近(何もなし)
土方歳三生誕時の生家は、とうかん森の北東。
北東というと、北川原公園(近くの遊歩道の階段を上がった上)のグラウンドのネットがある方面になります。
碑も案内板も何もありませんが、とうかん森の木が見下ろせ、天気がよければ土方歳三も見ただろう富士山が見えます。
石田寺
徒歩3分。土方歳三の墓がある石田寺です。
土方歳三資料館|1・3日曜のみ
徒歩5分。第1・3日曜だけの開館ですが、4~5月は土方歳三の愛刀「和泉守兼定」の公開で開館日が増えます。公式サイトで要確認。
伊十郎屋敷|外観だけ
土方伊十郎さんという土方歳三親類の家の、当時からある長屋門。
土方歳三資料館のすぐそばなので、行く時に外観が見られます。
高幡不動方面へは多摩モノレールで1駅
土方歳三の銅像や碑、位牌(大日堂)、展示(奥殿)のある高幡不動。
多摩モノレール万願寺駅から1駅、高幡不動駅下車で行けます。