新選組ふるさと歴史館は、新選組の故郷である日野市に残された、新選組隊士ゆかりの品や手紙などを展示している博物館です。
新選組隊士の子孫が館長をしている資料館と違って、市の運営になっています。
展示を見るだけでなく、隊服や土方歳三の洋装に着替えて写真撮影できるスペース、天然理心流の重い木刀を握れるスペース、土方歳三が語り手の新選組の歴史を振り返る映像や、大河ドラマ「新選組!」の小道具展示、新選組グッズが買える売店もあり、盛りだくさんです。
新選組のふるさと歴史館のアクセスと概要
休館日 | 毎週月曜日、年末年始 |
開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
入館料 | 大人200円、小・中学生50円 日野宿本陣共通観覧券 大人300円、小・中学生70円 |
住所 | 東京都日野市神明4-16-1 |
最寄り駅 | JR中央線日野駅から徒歩15分 |
バス | 日野駅か高幡不動駅から京王バス「02」系統、「日野七小入口」バス停下車徒歩5分 |
駐車場 | 歴史館裏に2台分+身障者用1台分 満車の場合は日野市役所周辺第1~7駐車場 |
公式サイト | 新選組のふるさと歴史館 |
新選組のふるさと歴史館の展示
すべてではありませんが、印象に残ったところを上げていきます。
近藤勇関係の展示
近藤勇が借金を頼んでいる手紙があり、「総司を向かわせる」と書いてあります。
また、当時の佐藤彦五郎の日記に、近藤家に行ったなどの内容が読み取れます。
もう少し後の時期になると、鳥羽伏見で敗走した近藤勇から聞いた話や、甲陽鎮撫隊が出発したことが書かれています。
土方歳三関係の展示
当時の佐藤彦五郎の日記に、京から土方歳三と井上源三郎が隊士募集に来たなどの内容が書いてあります。
もう少し後の時期になると、鳥羽伏見で敗走した後土方歳三から聞いた話や、甲陽鎮撫隊が出発したことが書かれています。
また、土方歳三が語り手の、新選組の歴史を振り返る15分の映像があります。
写真撮影コーナーでは、土方歳三の洋装を着て写真を撮ることもできます。
沖田総司関係の展示
沖田総司が近藤勇の兄、宮川音五郎に出した手紙が展示されています。
宮川音五郎の息子、宮川信吉が沖田総司が隊長を務める一番隊にいて、無事に務めていると知らせています。
また、近藤勇が借金を頼んでいる手紙があり、「総司を向かわせる」と書いてあります。お使いに出されていたんですね。
松本捨助関係の展示
松本捨介が明治に入ってから出した年賀状が展示されています。
名古屋市役所に勤めて八円の月給をもらったなどと書いてあります。
相馬主計(主殿)関係の展示
相馬主計は新選組最後の隊長と言われています。
手記「贈友談話」があり、箱館戦争のことが書いてあります。
天然理心流関係の展示
天然理心流独特という、重い木刀を実際に持ってみることができます。
ほか新選組関係の展示
壬生の新選組屯所があった旧前川邸の図面があります。
大河ドラマ「新選組!」の展示
撮影に使われた焦げた旗や手紙などの小道具が展示されています。
新選組のふるさと歴史館と写真撮影
更衣室で隊服、または土方歳三の洋装に着替えることができます。
入ってすぐのロビーだけ写真撮影可能なので、そこで隊士の姿で記念撮影ができます。
模造刀も貸してもらえるので、ポーズを決めて職員の方に撮ってもらうこともできます。
土方歳三の等身大パネルと並んで、同志気分で写真を撮ることもできます。
新選組のふるさと歴史館の混雑度
「ひの新選組まつり」期間は混み合っています。
また、人気の企画展の初日などは混むこともあるようです。
特にそういうイベントがない時期なら、土日でも比較的空いていて、ゆっくり回れます。
開館後の早い時間帯は人もまばらです。
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管理人が新選組のふるさと歴史館に行った口コミ
隊士の直筆の手紙は、現代語訳のようなものと合わせて見れば、なんとなく漢字だけでも読み取れて(「総司を遣はす」とか)面白いです。これがあの隊士の字か…と。
松本捨助さんは、大河と違って死んでないのは知ってましたが、市役所勤めで月給八円とか、堅実で何となく笑ってしまいました。
あと、天然理心流の木刀が本当に重かった!本当の剣に近い、こんな重いものを振って稽古していたんですね。
私が行った時は「薄桜鬼」とのコラボ企画で、木刀のコーナーにキャラと写真が撮れるパネルもおいてありました(もう終わったようです)。
あと大河「新選組!」の焦げた旗とかも面白かったですね。大河ファン必見です。
コスプレや隊士コンテストに興味ある方なら、ここで隊士服や土方さんの洋装を着て写真を撮ってみるのもオススメです。
洋装があったり、土方さんパネルと並んで撮れるのはファン心をわかってるなと感じました。
管理人が新選組のふるさと歴史館に行った時の混雑状況
薄桜鬼のパネル企画以外特に企画展示もない、冬の午前10時過ぎに行きました。
私と入れ替わりに出ていった人たちがいて、その後しばらく貸切状態でした。
私が最後の方を回る頃に、新しくもう一組来て、売店を見る頃にもう一組来ていました。
空いていてゆっくり見られました。
混雑状況はそんな感じです。
新選組のふるさと歴史館近くのホテル
新選組のふるさと歴史館近くには、ホテルや宿泊施設がありません。
住宅街なので、日野駅前か高幡不動駅前、または立川駅まで出て泊まることになります。
翌日も日野界隈を観光する方は日野駅前か高幡不動駅前、翌日観光せず東京駅や空港に行く方には、立川駅が便利です。
⇒ふるさと歴史館近くのホテルを見る(じゃらん)
⇒日野駅・高幡不動駅近くのホテルを見る(じゃらん)
新選組のふるさと歴史館からバスで移動するなら
新選組のふるさと歴史館の最寄りバス停は、「日野七小入口」です(以前と変わりました)。
京王バス「日02」系統が、日野駅と高幡不動駅の間を行き来しているので、日野駅方面にも高幡不動駅方面にも行けます。
新選組のふるさと歴史館近くの新選組ゆかりの地・観光スポット
大昌寺(佐藤彦五郎と土方歳三の姉・のぶの墓)
徒歩10分
バス 「日野七小入口」から乗車、日02系統日野駅行で1駅1分、「日野一小入口」下車で徒歩2分
佐藤彦五郎新選組資料館
徒歩13分
バス 「日野七小入口」から乗車、日02系統日野駅行で1駅1分、「日野一小入口」下車で徒歩5分
高幡不動尊
バス「日野七小入口」から乗車、日02系統高幡不動駅行で8駅9分、「南平」下車で徒歩5分